2011年5月1日日曜日

和服で司会

昨日は飯能市民会館大ホールにて

第14回・日高万葉の里コンサート「琴と詩吟と講談の集い」の司会を務めました。

出演者の出で立ちに合わせ、私も和服で舞台に立ちました。

たまにしか着ませんが、着物は良いですね。背筋がシャンと伸びて前向きな気持ちになれます。

見た目にも華やかで、観客の皆様にも喜んで貰えました。何より着ているだけで日本の文化を体感出来ます。





開演前、私の方jからご来場の皆様に黙祈を促しました。

この度の東北地方太平洋沖地震で亡くられたたくさんの方々のご冥福を、約600名の観客席の皆様と共にお祈り致しました。場内はまるで空っぽのホールのようにしーんと静まり返り、私も司会を忘れ夢中になって祈りました。祈りの力を感じた瞬間でした。

講談の演目は「名君・保科正之」で、今のこの過酷な状況にある日本をどのように立て直すべきか政界のあるべき姿、リーダーの心構え等・・・とてもタイムリーな内容でした。

講談師の一龍斎貞花さんの熱く語る姿に、私も舞台袖でふんふん頷きながら、引き込まれてしまいました。

毎回、日高万葉の里コンサートでは司会者用の原稿らしきものが無く、私のアドリブだけで進行させて頂いています。ある意味、責任重大ですが、まずは私自身がその場を楽しむ事が大切だと思い、感じた事をメモしながら袖にいます。


最後に出演者三方への花束贈呈があったのですが、講談師の一龍斎貞花さんが‘司会者の方に花束は無いの?素晴らしい司会だったからあげてやって!”と、私に向かって拍手をして下さいました。何というお心遣いでしょう!メインゲストありながら、とても謙虚な方でした。

それにしても、今のこの時期に、勇気と元気を与えて頂けた素敵なコンサートとなりました。

日高市の副市長が、私のCDを購入下さいまして、おつりを寄付して下さいました。

来週は日高アリーナで日高市吹奏楽団の司会を務めます。

ご来場頂く皆様に、心から楽しんで頂けるように笑顔で頑張ります!