昨年の1月、都内で行われた、作家・中丸薫さんの講演会場で
同じ日高市在住の方と知り合いました。
年が明けて間もなく、中丸さんの話を聞こうと、全国から大勢集まっていた会場で
日高市の方に出会ったこと自体、驚きだったわけですが
比較的近所だったこともあり、その後何度か訪ねて来て下さいました。
70代のその男性は、とてもお元気で、日高市から農地を借りて畑作業をしているらしく
時々、収穫した野菜や花を届けに来てくださいます。
ご自身で酵素ドリンクも作られ、今回、秋に作った酵素ドリンクを分けて頂きました。
人様が時間をかけて作って下さったものは本当に有り難いですね。
この度、その方がお薦めの本があると言って、一冊の本を持ってきて下さいました。
「妖精を呼ぶ本」 著者:姫乃宮亜美 / 出版:サンマーク
手をたたいて喜びました。
あまりにもタイムリーだったからです。
探していたわけではないのですが、今の自分が求めていた内容が書かれてあったのです。
私は鈍感なので、妖精とか、天使とか、精霊とか見えるわけではないのですが、
「見えない」=「存在しない」 とは思っていませんでした。
特に主人が亡くなってから 「見えないだけで実はいる」 という感覚があります。
信じた方が生きやすい と感じます。
無形なるモノ、生き霊とか悪霊とか 呼ばれるものも含めて
存在すると思っていた方が、不都合があった時でも、そこに意義付けしやすくなります。
どんなメッセージがあるのかな・・・と、無形なるものに尋ねてみます。
無形なるものと言えば、植物に宿る妖精や精霊の存在も信じています。
家の中のあちらこちらに植物を置いているのですが、
その一つ一つに名前をつけています。
キャサリン とか すみれちゃん とか マリア とか・・・
水をあげる時、名前を呼びながらニコニコ微笑んで言葉をかけています。
南側に置いてある植物は絶えず小さな紫色の花を咲かせているので
「すみれちゃんは本当に可愛いねぇ~、いつもありがとう」
枕元に置いている観葉植物は、私の無防備な姿を見てきた親友なので
「キャサリン、今夜も私にいい夢を見させてね」
玄関に置いてある植物には
「我が家の入口を浄化してくれてどうもありがとう」
トイレに置いてある植物は、何故かとても勢いよく育っていて
「いつも元気だねぇ、ありがとうねぇ~」
リビング、ダイニング、洗面所、
全ての植物達に、声かけをしています。
そうすることによって、自分の心を潤すことが出来ます。
極々自然にやっていることです。
植物との対話を繰り返すうちに、彼らから受け取ってきたものが確かにあります。
たまに疲れきっていて水やりを忘れてしまっていると
枯れた姿が頭に浮かび「喉が乾いたぁ」という声が響いてきて、
慌てて見に行くと、浮かんだ通りの姿になっていて
「本当にごめんなさい、復活してー!」と祈りながら水をやると
あっという間に葉がピンと張ってきたり・・・・
ペットの動物たちは、走り回ったり鳴いたり吠えたり、顔の表情で訴えたりしてくれますが
植物に対してはこちら側が歩み寄って、言い分を聞いて、察して上げることが大事です。
そのやり取りの中で、思いやりや優しさといった心が育つ気がします。
この「妖精を呼ぶ本」には、どんな風にして妖精達と付き合って行ったらいいのか
妖精達がどこでどのような働きをしているのかなど
詳しく、わかりやすく 記載されており、とても腑に落ちる内容ばかりでした。
妖精界と繋がり、自然界と繋がって行くと
ただの物質だと思っていたひとつまみの土や、ひとしずくの水、一本の花の奥に
もうひとつの命、もうひとつのエネルギーがあることが分かります。
感情とは人間だけのものではないと思います。
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心を込めて向き合えば交流出来ると実感します。
花が色づく時、香る時、その色の変化や香りの存在に、妖精たちの働きを感じる。
そんな習慣をつけていくと、心が穏やかになり、愛が溢れてくるような気がします。
この本を届けて下さった70代の男性は、
畑に向かって語りかけながら、畑仕事をするそうです。
昨年秋に頂いた菊の花は、随分と長持ちしました。