小学卒業まで残り1ヶ月の6年生達の言葉は、保護者達の涙を誘った。
「お腹が痛い思いをして産んでくれてありがとう」とか
「心配してくれてありがとう、支えてくれてありがとう」とか
「立派な6年生にしてくれてありがとう」とか
そしてこの言葉には感動した
「僕達、私達は自分を生きて行きます。一生懸命生きていきます!」
クラス全員が英語と日本語で将来の夢を語った。
彼らの夢を聴いていて、こちらまでワクワクした。
教室の壁に貼ってあった「生きる」というタイトルのそれぞれの詩は
子供達の活き活きした言葉で表され、清々しい風を感じさせた。
次男の詩もまた、彼らしい真っ直ぐな言葉で描かれ、心打たれた。
8歳で父親を亡くした少年が
「家族といられるということ」「手で家族をさわれるということ」「目で家族が見れるというと」
それが「生きる」ということだと感じたのだ。
過去でも、未来でもなく「今」を精一杯生きている、そんな気がした。
見えること、触れられること、体験出来ること
それらを思いっきり味わっているような、そんな気がした。
もうすぐ卒業。
子供4人、小学生の保護者として13年間、ようやく私も小学校を卒業。
子供と共に進級しよう。
人生は一生、学びだから。
卒業式は保護者としてではなく、教育委員として壇上で祝辞を述べさせて頂く。
息子と共に成長してきた、同学年の友達にも、心を込めてお祝いの言葉を伝えよう。
そして、子共を育ててきたお母様達にも、同じ母親として
子育ての苦労に労いの言葉を届けよう。
お世話になった先生方にも感謝でいっぱいだ。