2012年6月26日火曜日

No10・サンクチュアリから

私はサンクチュアリ出版の新刊が毎月届くクラブS会員に登録しているのですが、

先日、素敵なプレゼントが送られてきて、感激してしまいました。

6月30日が誕生日という事で、出版社のスタッフからの寄せ書きと

高橋歩さんのポストカード18枚組セット。

カード一枚一枚のメッセージと写真が、あまりにもマッチしていて

そして、どれをとっても心に響く内容で、興奮してしまいました。

思わず全てトイレに飾ってしまいました。

ちょうど、20名の参加者を自宅に迎え、てんつくマンとのミーティングを主催する事になっていたので

参加者さん達にも見て頂きたいと、思い切ってトイレの壁に貼りまくりました。

すると参加者の一人が、ある一枚のカードを見て

“泣いてもいい?”と言うと、肩を震わせ私に抱き着いてきました。

彼女はクリスチャンなので、聖句を象徴する言葉が描かれたカードを示してあげたんです。

私はクリスチャンではありませんが、高校がミッション系でしたし、

大学ではサークルで聖書の研究をしていたので、

そこそこ聖句は頭に入っているつもりです。

若かりし頃の私を支えてくれた聖句があります。

紹介しますね。

『 私は裸で母の胎を出た。

  また裸で、かしこに帰ろう。

  主が与え、主が取られたのだ。

  主の名はほむべきかな 』

色々な言い訳、言い分、理屈 を並べたり

何かに執着したり、誰かに依存したり、

でも でも 私は元々何も持たずに、裸で生まれたのだ!

この命も自分で作った分けじゃない

与えられたんだ 

そして 死ぬ時も 生まれた時と同じように 裸で帰るんだ。何も持たずに。

死ぬ日だって自分で決められない。

ひょっとして決まっているのかも知れないけれど、知ることは出来ない。

主が与え、主が取られたのだ。

この聖句で、当時の私は執着心を手放すことが出来ました。

大きな存在に委ねてしまおう、ジタバタしてもしょうがない。

全てを捨て去っても、きっと大丈夫なんだ

捨ててしまったら、新たに入ってくるんだろう。

痛みは伴うけれど、思い切ってリセットしてみよう。と・・・・

20代前半の私が、ある決断をする時に自分に言い聞かせた内容です。

つい先日この聖句について、彼女と電話で語り合ったばかりでしたので

この聖句にぴったりのカードを見つけ、私も心が震えました。




















『裸になって、自分に還ろう。』

今も、活き活きと私の中に響く言葉です。

誕生月のプレゼントとして、このカードセットを送ってくれたサンクチュアリ出版の

粋な計らいに、頭が下がります。

色々な事がありますが、「全てはうまくいっている」のでしょう。

何も心配する事はないのでしょう。

全て、必要な事だからやってくるわけで、無駄なことなど一つもないんだと・・・

苦しみも、悲しみも、寂しさも、不安も 通過すべき感情であり、

出逢いも別れも、ちゃんとタイミングよくやってきているんだと。

『自分に還る』

その為のプロセスなんですね。

時々、このカードセットの中身を紹介していきたいと思います。