2012年11月11日日曜日

No8・HIROKO・愛・ライブ

11月10日

カフェビスケットでHIROKO・愛・ライブを行いました。

初めましてのお客様が会場の半分程いらっしゃいましたが、

特にその方々が盛り上げてくださいました。
















当日キャンセルのお二人分、たまたまお店の前を通りかかって

店内に入ってこられたというご夫婦が、空席に座って下さり

ちょうど満席となりました。

「語りと歌とストレッチ」と題して、休憩なし2時間のライブで16曲歌いました。

途中ストレッチやジャンケンゲーム、リトミックをしたり

一緒に歌って頂いたりしながら、和気あいあいとした雰囲気の中で終えることができました。

オリジナル曲に関しては、曲作りのエピソードなども交えて歌いましたが、

皆さん、歌よりも関心を持って聞いてくださった気がします。

ライブ終了後、興奮気味に“トークも面白かった”と声を懸けて下さった方もいらっしゃいます。

私に一番近い席に座ってらしたお客様が、

泣きながら聞いてくださっているのを、歌いながら目にしておりました。

帰り際“ディナーも美味しかったけれど、泣きながら食事をしたのは生まれて初めてです”

と涙目で話してくださいました。

また“41歳の娘に人生の参考書として読ませてあげたい本です”

と言って私の書籍やCDを買って下さった方もいらっしゃいます。

中学校のPTA会長は “下手な講演会より、よほど為になる” と話してくださいました。

長男と同級生のお母さんは、復興をテーマに作った歌を聞いて

“ 歌詞が心に沁みて思わずこみ上げてきてしまった ”と話してくださいました。

そして一番嬉しかったのは、

“ 心も体も浄化された感じよ!”という言葉。

浄化?

歌もピアノも、もちろん作曲も習ったことがなく、

好きなように歌い、好き勝手にピアノを弾き、思うままに喋って、ストレッチを教えて

そのたった2時間で、浄化されたと感じてくださった方がいらした。

私にとって何よりのご褒美です。
また私のトークの中で忘れられない言葉があったと言って、

後で連絡をくださった方がいらっしゃいました。

“自分のご主人のことを、一番大きな息子と呼ぶご婦人がいらっしゃいますが、

私の場合、亡くなった主人は、私のことを 一番大きな娘が一番大変だ・・・と

言ってました”というトークの内容に

“ヒロコさんは凄い女性だと思っていましたが、

そんなヒロコさんを娘呼ばわりしていたご主人は、

一体どれだけ器の広い方だったんだろうと、

そんな大きな人を失ってしまったんだと思うとショックでした”と。

嬉しかった・・・

生前の主人を知らない人が、私を見て主人を想像して下さるのなら、

私はますますイキイキと輝きたいと思います。

主人のお陰で、私が頑張れることを証して行きたいし

私自身がそれを実感したい。

3枚目のCDアルバムは主人が亡くなってから生まれた歌ばかりです。

ある意味、亡き主人との共同作業で作った歌です。

私は「嘘」は歌いません。

実体験を歌にしているので、歌詞はリアルです。

「人生は歌、歌は人生。」 私は出来事を歌に託すしかないんです。

歌唱力やピアノの技術を披露したいわけではなく、

私にとって歌うことは、私が生きている証なんです。

20年以上前に出会って、ずっと憧れていたドラマーで、

今は音楽プロデューサーのYさんが、わざわざ千葉から来てくださいました。

20年前の歌声とは、声量や声質が変わったねと、言って下さいました。

実のところ、Yさんに認めて貰いたくて、歌い続けてきたところもあります。

初めて、お客さんとして、私の歌を聞いて頂きました。

ライブの後、アドバイスも頂きました。

そして“何かコラボできたらいいね”と言って頂きました。

お互い、歳を取りましたが、こんな風に音楽の話ができる事自体

幸せなことだと思いました。