家族全員揃ってどこかに出かけることがなくなってしまった。
そんな中で、日頃お世話になっている
日高市でキムチを製造販売、25年の「サンドラ・キムチ」の加藤社長さんが
お食事に誘って下さった。
たまたま全員の予定が合い、久々に全員で外食。
加藤社長は、我が家の4人の子共たちをまるで孫の様に
気にかけて下さっていて、
娘たちの婿探しまでする勢い。
その背景に、亡き主人への思いがある。
「長谷川さんの優秀なDNAをより素晴しいものにして後世に残したい」と。
有り難いことです。
日々、忙しく過ごしていると
子育てが子育てだけで終わってしまう。
子供達の中に流れる「主人の血」とか「主人の思い」を忘れがちだ。
食事が終わると、子供達の手を重ねて
「みんな、たくましく生きて行くんだよ!」と言って下さった。
加藤社長と別れた後、みんなでお墓参りに出かけた。
主人が眠る、越生町の地産霊園に向かう車の中に既に主人は乗っていた様に思う。
次男が、告別式の前日こう言った。
「体が見えなくなっただけでいるよ。だから6人家族のままだよ」と。
当時、小学2年。
めったの全員揃って出かけることがないだけに
家族が揃うと、それだけで主人の存在を感じてしまう。
毎度のことだが、「墓参りと蝶」はセットとなっており、
墓参りに行くと、必ず蝶ちょが飛んできて、
主人のお墓周りを舞う。
「あ、お父さんだ!」
誰もが疑わない。