7月3日、飯能市民会館小ホールで『山古志1000年』というドキュメンタリー映画の上映会が開催されました。
10時半からの上映会は客席からじっくり拝見させて頂きました。
14時からの上映会終了後、スクリーンの前で弾き語りをしました。
1曲目はオリジナル曲『古志の里』、2曲目は『ひまわり』
本当に素晴らしい映画でした。
初めから泣きました。
役者ではなく、山古志で生まれ育った人々そのままが主人公で、その表情も演技ではなく・・・
涙も、笑顔も、汗も、沈黙も、全てが本物で、
しかも、4年半前に山古志村に入った時に出会った方や、見た場所、歩いた道が映画の中に出てきて、懐かしかったです。
一人で観に来た事を後悔しました。
子供達に見せてあげたかった。
日高市すべての小・中学生に見せてあげたいと感じました。
平和ボケしてしまいがちな日常生活を、立ち止まって振り返ったり、
伝統を守るとはどういう事なのか、
先祖を大切にするとはどいう事なのか、
故郷を思うとはどういう事なのか
自然と共に暮らすとはどういう事なのか
他人同士が支え合うとか、心を一つにする事の大切さ
この映画には多くの教訓が盛り込まれています。
登場する人々の表情が、決して暗くなく、
過酷な状況にあっても、めげない、負けない、諦めない、
そのたくましさと、底力に只々頭が下がりました。
この内容の濃い作品を世に送り出して下さった橋本信一監督に感謝します。
残念ながらつい先日お亡くなりになりました。
まだ50歳という若さで。
私なりに葬送歌・レクイエムを届けるつもりで歌いました。
是非、ご覧になって頂きたいです。
その際はハンカチをお忘れなく!