2011年7月18日月曜日

No19/特定非営利活動法人・友結会ふるさとケア

本日、7月18日(月曜日)

 特定非営利活動法人・友結会ふるさとケアの

創立10周年記念祝賀会の司会を務めました。



会長の古本良子さんは私と同い年です。



高齢化社会を見据えて、10年前から地域に根差した活動を展開していらっしゃいます。

女性ならではの肌理の細かい心遣いと

明るく、元気で、ひょうきんな一面もあり、

スタッフとの信頼関係や仲の良さも見て取れます



(有限会社)新世紀解体工業・代表取締役の引間豊社長

昨年、こちらの会社のイベントに呼んで頂き、

弾き語りをさせて頂きました。



古本良子会長が

”ご主人にどうぞ”と花束を下さいました。

そのお心が有難かったのですが、

私にとっては、主人からの贈り物のような気が致しました。

ちょうど2年前の夏も、こちらの会主催の式典の司会を務めました。

今思えば、その時

主人の癌は既に再発していたのです。

なのに・・・

私は主人に車の送迎を頼みました。

あの日は司会だけでなく、私の弾き語りのコーナーもありましたので

重い機材を持ち込んでいました。

迎えの時刻に2時間半も待たされて、それからしばらく口を聞けませんでした。

何だかとても大人げないですがー、

あの2時間半が訳も無く悲しかったのです。

何故かその時に限って携帯も繋がらなくて、

タクシーで帰る事も出来たでしょうに

私はどれだけ待ち続けられるだろうか?

待っていたら本当に迎えに来てくれるのだろうか・・・

このまま信じて待っていていいのだろうか?

”ひとりになってしまうかも知れない”

という言い知れない不安。

ようやく迎えに来てくれた主人の顔を見て

泣いてしまいました。

複雑な思いをどうすることも出来ず、流れる涙を拭い去ろうともせず

言葉もなく・・・

今思い返してみても胸が締め付けられそうになります。

その10日後

主人は余命半年と宣告されました。

そして3か月後、主人はこの世を去りました。

今回、2年前と同じ主催者さんからの依頼で、

お客様もほとんど同じ顔ぶれで

またあの日と同じように今日も蒸し暑く

会場も飯能市内で

司会を終えた後、つい思い出していました。

帰り際、会長が

舞台に飾ってあったたくさんの花をまとめて下さり

”ご主人にお供え下さい”と

持たせて下さいました。

その花束を大事にかかえ、電車で帰る途中

”司会、頑張ったね。お疲れ様!”

という主人の声が聞こえたような気がしました。

なので

主人が、今日のご褒美として、花束を手渡してくれたように感じたのです。  

また、帰りの電車は乗り換えもスムーズで、待ち時間がほとんどありませんでした。

まるで2年前の、待たされた2時間半を清算するかの如く。





最後に友結会・ふるさとケアの今後のますますのご発展を祈念申し上げます。