2012年3月13日火曜日

No13・最後だとわかっていたなら

最近一つの詩が複数の人から届きました。

今日のてんつくマンのメルマガにもありました。

時期的にも心に響く内容です。

私も実感する内容です。

私も通過してきた心の道です。

お届けします・・・・


ーーーー 『最後だとわかっていたなら』ーーーーーーーーーー

あなたが眠りにつくのを見るのが最後だとわかっていたら

わたしはもっとちゃんとカバーをかけて

神様に、その魂を守って下さるように祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが最後だとわかっていたら

わたしはあなたを抱きしめてキスをして

そしてまたもう一度呼び寄せて抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが最後だとわかっていたら

わたしはその一部始終をビデオに撮って

毎日繰り返し見ただだろう

あなたは言わなくてもわかってくれていたかもしれないけれど

最後だとわかっていたら一言だけでもいい・・・

「あなたを愛してる」とわたしは伝えただろう。

たしかにいつも明日はやってくる

でももしそれがわたしの勘違いで

今日で全てが終わるのだとしたら

わたしは 今日 どんなにあなたを愛しているか伝えたい

そして わたしたちは忘れないようにしたい

若い人にも年老いた人にも約束されていないのだということを

愛する人を抱きしめられるのは

今日が最後になるかも知れないことを

明日が来るのを待っているなら今日でもいいはず

もし明日が来ないとしたら

あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや抱擁やキスをする為のほんのちょっとの時間を

どうして惜しんだのかと

忙しさを理由に

その人の最後の願いとなってしまったことを

どうしてしてあげられなかったのかと

だから 今日あなたの大切なひと達をしっかり抱きしめよう

そしてその人を愛していること

いつまでもいつまでも

大切な存在だということをそっと伝えよう

「ごめんね」や

「許してね」や

「ありがとう」や

「気にしないで」を伝える時を持とう

そうすれば、もし明日が来ないとしても

あなたは今日を後悔しないだろうから

  作:ノーマ コーネット マレック   訳:佐川 睦

  【サンクチュアリ出版】
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私はどうだったろうか・・・

余命宣告された主人の隣りで

明日が最後になるという発想はありませんでした。

末期症状が出てからも、必ず生還すると信じていました。

息を引き取る3時間前の、最後の会話をしっかり覚えています。

私は、それでも、伝えられた方かも知れません。

体がフェイドアウトしていく中にあっても、

互いの会話の中で魂はどんどん成長して行きました。

結婚生活の中で一番、充実した時間だったと感じています。

長く一緒にいる事が幸せとは言えない、

一緒にいる時間が短いからとしても、それが不幸とは言えない。

私が、きちんと主人に向き合って、正直に色んな事を伝えたのは

余命を宣告されてからです。

日頃から、気持ちを伝え合うって、本当は一番大切な事なのかも知れません。

昨年の東日本大震災では、瞬時にしてたくさんの方々が亡くなりました。

残された遺族の皆様にとって、  

「最後だとわかっていたなら」の詩は、切ない内容かも知れませんが

でも心の奥深い所で理解できる言葉だと思います。

一瞬一瞬に思いを込め、一つ一つの行いに心を込められるようになると

人生の質は深まるでしょうね。

*『最後だとわかっていたら』

3月20日まで、通販限定で定価1050円(税込)→840円(税込)で購入できます

http://www.sanctuarybooks.jp/saigodato/

で、お申込みを。