2011年8月9日火曜日

No6・歴代に残るお囃子



一昨日は夕方から激しい落雷で、三度も停電になり、

予定されていた、四本木地区の夏祭り二日目、お囃子は中止と誰もが諦めていました。

ところが、山車を製作した石井棟梁だけは、最後まで諦めず、

出発予定時刻を1時間も過ぎてから、”雨でもやる!”と強硬突破。

雷がおさまってから、お囃子はスタートしたのでした。



始めは土砂降りの中、区民がずぶぬれになりながら、

”わっしょい、わっしょい!”と気合を入れ、山車を引いていましたが、

神様が四本木区民の底力に降参したかの如く、

だんだんと小降りになり、しまいにはお月様まで現われて

参加者はその軌跡に感動しながら、満ち足りた笑顔で終える事が出来ました。
この日の為に、懸命に練習を重ねてきた子供達、

見守って来た大人たち、

指導して下さった囃子連合会の方々、

御ひねりを用意下さった皆さん、

各休憩所で食事や、飲み物等、準備下さった皆さん

みんなで同じ方向を見つめ、心合わせ、成し遂げられたお祭りとなりました。

主人もあちらの世界から、拍手を送ってくれているような気がしました。

山車をしまう前に、石井棟梁が話しかけて下さいました。



”おたくの旦那が俺を忘れても、俺は忘れねぇよ

俺の携帯には、未だに旦那の声が留守電に残ってんだ!

消せねぇんだ・・・”と、有難いことです。本当に。

亡くなってもこれほど慕って下さる方がいるなんて、有難いです。

何はともあれ、ケガ人や事故もなく、無事に終えられてめでたしめでたし

祭りの神様、ありがとうございました。

ぱんぱん!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー