2011年12月1日木曜日

No24・京都2日目

11月26日(土)

念願の「鞍馬寺」と「貴船神社」に行って参りました。

パワースポットとして注目を浴びているからではなく、

亡き主人との思い出があるわけでも無く、

ある意味、主人への依存心を卒業するきっかけになった場所です。

出雲大社や伊勢神宮は、主人と行く約束をしていた場所なので、いつか行ってみたいですが、

鞍馬寺や貴船神社は、主人が亡くなってから、自ら新たに行ってみたいと感じた場所です。

最寄りの駅・叡山電車で「貴船口」下車。

風水学を元に平安京が築かれ、御所を中心とした四方・四神の内、

貴船、鞍馬は北の神 『玄武』に当たる「エネルギーの湧き出る所」だそうです。

3・11の東日本大震災後、私の中で「水」への畏敬の念が大きくなり

水の神様にお願いしたいと思い続けていました。

貴船神社は水の神様を祀っていますので、どうしてもお会いしたかった。

今、「日本」という箱舟が大きく揺れ動いています。

実は今回のブログを書こうとした瞬間、“日本は、貴い船だ ” と、

まるで啓示のような言葉が降りて来ました。

“そう言えばそうだ!”と納得しました。

でも修理しなければならない箇所がたくさんあり、いつ沈没してもおかしく無い状態です。

この貴い船に乗った貴い魂と、それぞれの使命を守る為に

何者かが、私の背中を押しているような気がしました。

龍神様かも知れませんが。

今年の5月に友人と一緒にお参りに行く約束をしていたのですが

都合がつかずに一人で行かせてしまいました。

今思うと、時ではなかったのかも知れません。
私の分まで祈って来て下さったその友人に話を伺い

どうしても年内に行かなくてはと思っていました。

貴い船、貴船神社に水の神様が祀られているのです。

私自身が人の心と体を潤す水になりたい、なれたらどんなにいいか・・・

器によって自由自在に形を変える水のような柔軟性を持ちたいものだと・・・

その為に私自身の心が枯れてしまわぬよう、私自身がいつも潤っていられるよう

何事にも感謝して行きたいと思います。

思い通りにならない事の方が多い世の中ですから。

どうにもならない事を、どうにかしようともがくと枯れてしまうので

どうにもならない事を、いったんは深い所でしっかりと受け入れる。

すると、その時を待って、捉え方次第でどうにもならなったはずの事が、どうにかなる。

そんな事が多々あります。


御神木、私も逞しく生きて行かなくては・・・と思わせられました。



そして念願の鞍馬寺。

ここでは個人的な祈りはしませんでした。というより、出来ませんでした。

代表者と言いますか・・・

今年、これだけの大打撃を受けた日本で、それでもこうして生かされている自分は

この肉体を持って、この日本でやるべき事があるのだと、身が引き締まる思いがしました。

今回の東日本大震災で犠牲になられた多くの方々に、

あの世での お役目があるのだとしたら

私達、生かされた者にも、生きて果たすべき使命がある様に思います。

またあの世とこの世で協力し合って、幸せな世界にしていけるように

力をお貸しくださいと祈りました。


残念ながら、足元が写っていませんが、私が立った場所が最強のパワースポットです。

この場に立って、お告げをうける方が多いんだそうです。

時間が無くて、奥之院までいけませんでしたが、“必ずまた来ます”と頭を下げて出ました。



こちらは、鞍馬の火祭りが行われる、『由岐神社』


こちらの割拝殿は国指定重要文化財に指定されています

見上げて圧倒されてしまいました

当然の事ながら、営利を求めて造った建物ではなく

天下泰平万民幸福を祈念して建造されたのだと思うと

やはりそこに焦点を当てて祈らざるを得なくなります。

建物を守るとは、その精神を守り受け継ぐという事ですものね



鞍馬火祭り・保存会の石田さんに案内をして頂きました。

この伝統行事は、なんと1000年以上前から続いているとの事です。

毎年10月22日に開催される鞍馬の火祭は告知をせずとも

全国から観光客が訪れ、規制をかけるほどだそうです。

鞍馬では「1年は13か月」と言われているとの事

祭礼を迎える為に1か月多く働いて準備に当てるんだとか。

1000年以上も守り続けてきた鞍馬の住民にとって

それほど格別の思い入れがあるのでしょう


頂いたパンフレットを見ているだけで、わくわくします。

この他、実相院や大原三千院にも参りました。
大原の地は仏教音楽の発祥地であり、浄土信仰の聖地です。

三千院でお見かけした弁財天様に心奪われてしまいました。

琴の音が聞こえて来るようで、しばらく佇んでいました。

翌日が歌の本番でしたので心込めて歌えるように手を合わせました。

三千院で見つけた可愛らしいお地蔵さん



三千院の入場券の裏面に記されていた言葉です

嬉しい事に、というか、有難い事に、来週6日にまた京都に行ける事になりました

不思議な感覚ですが、京都に向かう新幹線の静岡を過ぎた頃に

まだ京都についてもいないのにですよ・・・

“近々、また京都に向かう事になる”という感覚がありました。

そのリアルな感覚に全く違和感はなく

“そうなるんだなぁ~”とわくわくしたくらいです。

どういう意味があるのでしょうか?

実際に京都に到着して、特に八坂神社にお参りしている時

何日かしたらまた来る事になるという実感がありました。

映像も見えました。

何か大きな力が働いているような・・・

京都はそういう不思議なパワーの集まった場所なのでしょうか?

せっかくですから、そういう感覚を大切にしたいと思います。