またこの季節になりました。
亡くなった主人が命を懸けたと言っても過言ではない地元の夏祭り
研究一筋だった主人の人生の最後に、変化をもたらしたこの夏祭り。
私達家族だけでなく、地元の方々の中にも
主人の活躍が思い出として残っているようで、
昨年同様に、たくさんの方々に声を掛けて頂きました。
“ご主人に見せたかったね”とか
“もったいないなぁ、”とか
私の背後に主人を見るように、懐かしんで下さいました。
今では、当たり前のように思えますが、“ここぞ!”という時に表われる蝶。
例えば家族揃って出かける時、
主人との思い出の場所に出かける時、
私の大事なステージの前、
何となく心寂しい時・・・、不安な時、
寄り添うように、どこからともなくひらりひらりと舞い降りて来て
肩に止まったり、顔の近くに寄って来て、何かを言いたげな感じで
飛んでいるんです。
この度の祭りもそうでした。
演芸大会の司会に出かけようと、玄関を出ると、やはり一匹の蝶が私にまとわりついて
私の周りをくるくる飛んでいるんです。
何だか喜んでいるようでした。
近所の友達親子がその様子を見ていて驚いていました。
私が“主人なんです!”と言うと、
“やっぱり~?”と。
次男が玄関に出て来ると、次男を祭り会場の方に誘うかのように道路の方に飛んで行き
そこで待っていてくれているようでした。
最近は「きたては蝶」になって現れます。
いつも一匹の「きたては蝶」が庭にいて、
放し飼いのウサギたちと遊んでいるようにも見えます。
今日、次男と墓参りに行きましたが、お墓に着くと、
既にきたては蝶が墓の近くで待っていて
次男が“あっ、お父さんだ!”と言って、しばらく見つめていました。
すると、そこにもう一匹が飛んで来て、墓の裏で交尾を始めました。
蝶の交尾の瞬間を初めて見ました。
次男がどっちがお母さんかな・・・?と呟いていました。
命はこうやって、受け継がれていくんだなぁ~と思いました。
改めて、主人が命を託した4人の子供達を
主人の分身のように思えて、愛おしく感じました。
この「きたては蝶」を
主人として受け止めるのは、はたから見たら異常かも知れませんね
でも、信じることで主人と繋がれるんですから、
“そんな事もあるかもね・・・”と、見守って下さい。