2012年1月23日月曜日

No21・親切の蓄積

まだまだ出会いは続いていきます。

てんつくマン講演会・巨大書下ろし用の大きな紙を求めて、画材屋さんに行きました。

            飯能市の美楽堂です。

初めて入りました。

そこの御主人が優しい方で、紙を必要とする訳を伝えますと

色々とアドバイスを下さり、その上

“チラシでもあったら店に貼っておくよ”と。

てんつくマンのチラシをお見せしながら告知しますと、

とても感心して下さいました。

画材屋さんだけあって、絵やデザインのセンスに敏感で

しばらくチラシに見入っていらっしゃいました。

開催日を、「1月29日」と記載せず、「1.29」と記載した訳

. 2 9 =てん ツー ク →てんつく 

1.29→1番はてんつく

1月29日はてんつくの日なんです。と申しますと

“なるほどねぇ、それじゃー、ちゃんと かなをふらなきゃ・・・”と

チラシの開催日の上にボールペンで「てんつく」と書いて下さいました。

そして更に1割安くして下さいました。

こんな瞬間の優しさや、親切、心遣いに出会いながら、

それらが確実に私の中に蓄積されています。

この素敵なお店に車を出して、案内してくれたKさん。

車を運転する機会がほとんど無かったKさんは、

私の事故後、ずっと運転して下さっています。

それはそれは、勇気の要る事だったと思います。

でも“ 私、あっしースタントですからぁ、”

なんてダジャレまで言えるくらい余裕が出て来ました。

正直、2週間前当初は助手席に居ながら、ずいぶん、はらはらさせられました。

2年前、教習生だった私が、自分もまだ新米のくせに

まるで自動車教習所の教官の如く、

Kさんの隣で、偉そうにアドバイスしているんですから・・・

でも日に日に運転さばきが上手になり、その都度私が拍手をすると

とてもとても、嬉しそうにしています。

自信を取り戻しています。

顔の表情も明るく、言葉もはきはきと歯切れがよく、アクティブで。

今では“私、長年引きこもりだったんです”と、あっけらかんと言ってのけるんです。

私以上にてんつくマン講演会に責任を持とうとしているような感じです。

“今日空いてます。何か手伝えることはありませんか?”と

自ら連絡を下さいます。

Kさん経由での申込者数も増えてきています。

昨日、Kさんの車で美杉台公民館に向かう途中、道に迷ってしまい

住宅街で、ある男性に道を尋ねると、とても丁寧に教えて下さいました。

そこで てんつくマン講演会チラシを手渡し、

“これをお置きに行くところだったんです”と、話しますと関心をもって下さり

“凄いですねぇ、面白そうですね。これも何かのご縁でしょうから”と。

来て頂けそうでしたので、お名前を伺いました。

お陰様で、無事に美杉台公民館に到着しチラシを置いて来ました。

kさんが言うんです。

“今の方に出会う為に道に迷ったんじゃなぁーい?”と。

この前向きな捉え方も良いですよね。

富士見公民館に行きますと、一番人目につく場所を教えて下さり

“もっと早く来なくちゃ、あと1週間だろ?”と、職員さんに言われました。

いろいろな所で“頑張ってね”という言葉を頂きます。

誰かを応援するって、健全な行為ですよね。

競争社会で、蹴落としが当たり前だった時代から

何か変わってきているような気がします。

特に昨年は東日本大震災で多くの犠牲者が出ましたし、

支え合う事の大切さやを学びました。

東電など、ひとつの企業だけが儲かる仕組みに疑問を持った方も多い事でしょう

町を元気にしたいと思って始めた今回の企画。

てんつくマンの力を借りてそれをしようと思った私の気持ちが

飯能市内に沁み込んでいくような感覚が有ります。

飯能市内のあちらこちらで、てんつくマンの手作りポスターを見かける度に

そう思います。

被災地に負けないくらい、私達も自分たちの暮らす地域を復興させなくてはならないと思います。

復興とは、一人一人の心の復興です。

政治家の顔ぶれが変わっても、政策が変わっても、

国民一人一人の意識改革がなされないと、全く無意味だと思います。

本気の人達が百人で一歩を踏み出したら、大きな変化が起きるでしょう。

一人の百歩より、百人の一歩から

百人がスクラムを組んだら、その何倍もの力に発展すると思います。

1月29日に向かっては走り続けて来ましたが

今、思うのは、そのあとの事。

その日、会場で感じ取った何かを、お客様達が、その後どのように形にしていくか

1月30日からが本番かも知れません。