2012年2月11日土曜日

No12・建国記念日

2月11日

今日は「建国記念日」ですね。

日本が誕生した背景、

この国を選んで生まれてきた自分の使命、

日本が世界に対して果たすべき使命・・・

私が出来る事。

建国記念日の今日、改めて考えてみました。

そして、藤原正彦・著書の『 国家の品格 』を読みたくなりました。

日本人スイッチをオンにしてくれる一冊です。

私の好きなページを抜粋してご紹介します。

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庭師は一本の木をあらゆる角度から眺め、最も美しく最も調和のとれた所に植える

お茶を考えても、イギリスではマグカップにドぼどぼ注いでガブ飲みする。
しかし、日本では茶道にしてしまう。

花の活け方も、日本では華道にしてしまう。

字なんて相手に分からせれば済むものです。
しかし日本では書道にしてしまう。

或いは香道なんていうものもあります。香りを聞く。

何でも芸術にしてしまう。

柔道とか剣道なども、美とか礼を重視します。

自然への繊細な感受性を源泉とする美的情緒が、
日本人の核となって、世界に例を見ない芸術を形作っている。

「悠久の自然と、儚い人生」 という対比の中に美を感じるという類いまれな能力も日本人にはあります。

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高2の長女も、好きな本です。

日本人の感受性の豊かさは、四季がはっきりしているお国柄故ではないかという事なんですが、それは神様の恩寵だと感じます。

四季があるこの国で暮らせる事は、
自然に対する感受性が育ちやすい環境にあるという事。

私が昨日のブログに書いたように、月に向かって手を振りたくなる感性は
私が努力して身に付けたものではなく、
日本民族の根底に沈殿している、受け継がれてきたものだと思うのです。

私が子供の頃は、今ほどゲームが盛んではなかったので
お寺の境内や、川や、山で、遊びました。

自然も、大事な友達だったんです。

今の子供達は、もっと自然に触れて欲しい。

日本の美しさを体感して欲しい。

教室の中では学べない事があると気付いて、外に飛び出してみて欲しい。

心を揺さぶるような美しい光景を、たくさん脳裏に刻んで欲しい。

それらを守りたいという、郷土愛とか祖国愛とかは、誰かに教わるものではなく自然発生的に育っていくものだと思います。

東日本大震災から、今日でちょうど11か月。

本日2.11

今日も小さな揺れを感じました。

地震が来る度に皆さんは何を思いますか?

個人的に、私は人間の無力さを感じます。

自然の力には叶わないんだと・・・

所詮、この地球を創ったのは人間ではありません。

神様が創った地球に住まわせて頂いている身です。

幼い頃から、地震が来ると、地球が怒っているのだと感じていました。

だから〝地球さん、ごめんなさい。怒らないで”と手を合わせてお願いしたものです。

日本は地震大国です。

今回の地震も津波も、阪神の地震も、地震兵器で人工的に仕組まれた事なのだという情報があり、私も納得してはいますが、

それでもいくつものプレート上に乗っかった日本ですから、地震は多い宿命です。

でもそんな環境だから、きっと、自然の驚異を感じやすい民族ではないかと思います。

自然に感謝する謙虚な心は、家に閉じこもっていては感じにくいでしょう。

狭い部屋で、中学生達が頭をくっつけてゲームに夢中になっている姿を見て

“天気が良いんだから、外で遊びなさいよ!”と言うと

公園に移動してゲームを続ける始末。

“体を動かしなさい!”と言うと、ようやく、ボールで遊びだす。

今は外にいるだけで放射線の心配をしなくてはならなくなってしまいましたが・・

主人は生前、“これ以上、任天堂を養ってあげなくていい!”と話していました。

メーカーさん、日本の子供達の、美しものを美しいと感じる心を育くんで下さい。

どうせヒット商品を開発するのでしたら、そこに着目した優れものを作って下さい。

子供達が友達とコミュニケーションを取るのに、ゲームを媒介しなくてはならないなんて、どう考えても行き過ぎです。

テレビゲームでブラウン管に向かって手を振るくらいなら、私のように、満月に向かってを振っている方がよほど健全だと思いませんか?

建国記念日は、日本人が日本人としての誇りと自信を再確認する日となったらいいですね。