2月3日(金)
地元の小学校・中学校 地域保健委員会主催の講演会があり出席しました。
テーマは「小・中学生の姿勢と健康」でしたが
我々、背中が曲がりがちな大人にとっても、とても参考になる内容でした。
講師は早稲田大学非常勤講師で、虎の門カイロプラクティック院、院長の
碓田琢磨先生
日頃、私も自分の体操教室で姿勢を正す事の大切さを伝えているので
碓田先生の講話の内容とダブるところがありました。
姿勢が精神に及ぼす影響が如何に大きいかという事を改めて感じましたし
間違っていなかったと確信しました。
てんつくマンのワークショップでも必ず行う実験。
背中を丸めて前向きな言葉を言ってみる
“おぉ~!やる気が出てきたぁ”とか
“私ってついてるわぁ、最高に幸せ!!”
逆に、胸を張って、背筋をピーンと伸ばし後ろ向きな言葉を言ってみる。
“最悪ぅ~、いやんなっちゃう・・・”
“今、不幸のどん底です・・・”
実際にやってみて下さい。どうです?違和感がありますよね。
心は前向きに生きて行きたいのに、姿勢が悪いだけでマイナス思考になってしまう。
つまり姿勢が悪い時は、前向きになれないという事です。
逆に正しい姿勢でいると、不幸を感じにくくなる。
この身体性を上手くコントロールしながら、ストレスを上手に手放していける様な気がします。
なのでとりあえずは、胸を張ってみる。
私がいつも生徒さん達に話している言葉
“肩を引いて、乳首で空を見上げよう”
笑顔の効果も同じです。
嬉しい嬉しくないは関係なく、とりあえず笑ってみる。
口角を上げていると、脳は嬉しい事があって本人が喜んでいるのだと判断するんだそうです。
そうすると脳の血液の量が増えるという事です。
ここで、前回紹介した飯能第一中学校の玄関に貼ってあった言葉をもう一度!
『とりあえずは笑顔、どうするかはそれからゆっくり考えよう』
いいですねぇ~
何だか勇気が出てきますね。
笑ったもん勝ちと言いますか・・・
笑顔にリードしてもらう。有りだと思います。
正しい姿勢で、ニコニコ微笑んでいるだけで、どこからともなく自信が湧いてくるものです。
私は司会業で、人前に立つことが多いので立ち振る舞いに気を使います。
はっきりと、分かりやすい言葉で、聴きやすい発声で伝える事の他に
立ち姿を意識します。
テレビの仕事で、カメラに向かう時も意識的に口角を引き上げます。
このように、人前に立つ機会が多い立場にあると、背中をシャキッとする機会も多いわけです。
根拠の無い自信は、もしかしたら姿勢から来るのかも知れません。
碓田先生からの注意事項
腰痛のある方は、ソファに近寄ってもいけない。
ハイヒールを履く時は、お腹を出さずに膝を伸ばして歩く
枕は低目が良い
足を組んで座らない。
背骨の模型を使って説明頂いたので、リアルでした。
参加者全員で姿勢のチェックをしました。
壁に背面を付けて立つ
踵、お尻、両肩、後頭部の4点を壁に押し付けて
顎と額がまっすぐになる様に顎を引く
両肩を壁にくっつける為には、かなり後ろに引かなくてはなりませんが
そうすると、同時に腰が反りすぎて、壁と腰の間に隙間が出来てしまいがち
また後頭部を壁に付けようとすると顎が前に出でしまいがち
案外、難しいんです。
覚えていて下さい。基本全て90度。
碓田先生の夢に共感します。
高麗川小学校の取り組みは素晴らしいと思います。
ぐう・ぺた・ぴん
大人の皆さんも背中に長い物差しが入っていると意識してみて下さい。
関心のある方は参加してみて下さい。