書かれた言葉をここでご紹介致します。
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この作品はオークションにかけました。
“1月29日なので129円からぁ~”と司会者が声を掛けると
一瞬、会場はしーんとして、私も少し焦りましたが
若い小柄な女性が “ 6万円!” と。
会場がどよめきました。
“他にいらっしゃいますか?”
私も、大丈夫ですか?と尋ねると
“支援活動に使っていただけるんですよね?”と確かめるように・・・。
てんつくマンがすぐに答えました。
具体的にどのような支援活動をしているのか。
その中の一つ。
震災で家族を失い、一人ぽっちになってしまった年配の方々の所に出かけて行って話し相手になってあげる事。
孤独にならないように・・・そういう支援もあります。
私が“確かに「め組JAPANに送らせて頂きます。ありがとうございます” と
お礼を言うと
会場に大きな拍手が鳴り響きました。
一言コメントを頂きました。
この方は地球村やニコニコクラブのメンバーで、
まだお若いのに、ご自身でも「越谷サステナの会」という組織を立ち上げ
自分なりに出来る事を、精一杯行っている方です。
巨大書下ろし作品を、今後フル活用していきたいと話していました。
いたわりと優しさの心が溢れているような方です。
本当に感謝致します。
そして 私自身 ご褒美を頂いたような感じがしています。
『あなたが種をまくと』
ヒロコが主催を決めると
『太陽も、大地も、みんなみんな力になってくれる』
家族も、地域も、仲間も、みんな協力してくれる
『あなたの一歩が』
ヒロコの一歩が
『出逢いをつくる、出逢いをうむ』
・・・・
昨年の夏からこの瞬間を迎えるまでに、どれだけの人と出逢ったでしょう。
どれだけ繋がった事でしょう。
様々なシーンが感動と共に蘇えってきて、舞台上にも関わらず
思わず涙がこみあげてきてしまいました。
“きっと私の為の言葉”。
でも、そう感じたのは私だけではないはずです。
恐らく、会場にいた一人一人に届けられた言葉だと思います。
てんつくマンはその場の全員に響くように祈りを込めて描いてくれたんだと思います。
それは、会場のあちらこちらから聞こえてくるすすり泣く声で分かりました。
私は緞帳が上がる直前までピアノに向かって祈っていました。
てんつくマンも和紙に向かって祈っていました。
幕が上がると、300人の視線が、温かく感じられ、それに応えるように
会場を向きながら、感謝の気持ちを込めて歌いました。
しばらく私の歌を聴いていたてんつくマンが、途中から立ち上がり
紙に文字を書き始めました。
体をくねくね動かしたり、しゅーっという気合をいれる息を吐きながら
物凄いスピードと勢いで書き上げました。
歌の山場になると、てんつくマンと一体になって行くような感覚が有り
それが客席にまで届けられていくような気がしていました。
「いつかてんつくマンとコラボをする」
一年半前の思いが実現した瞬間です。
たくさんの方々と感動を共有できたことにまずは感謝いたします。
ありがとうございました。
本当にありがとうございました。