2月13日(月)
日高市総合体育館アリーナで
日高市内の高萩幼稚園のお母さん達に体操指導してきました。
子育てで、日々忙しく動き回っているようで、でも鍛えていることにはならないんですねぇ
また、下のお子さんがまだ1~2歳だと抱っこする機会が多く、肩こりや腰痛に悩むお母さん達も多いようですし、
子連れでスポーツジムに通えないとか
通うにしても時間的、経済的に余裕がないとか
一人で行くには勇気がいるとか・・・
体を鍛えるきっかけを掴めずにいるようです。
私が11年前、体操指導を始めた動機も、子育てしながら体を動かしたいという思いからでした。
自分の事がどうしても後回しになる。
自分の為にお金を投入する気持ちになれない。
子育てがひと段落した人達より、子育て真っ最中の人に
運動の場を与えてあげたかったし、私自身がそのような場を求めていたんです。
週に1回、幼稚園の体育館を1時間半借りて、お母さん達に体操を教える事にしました。
指導内容は、学生時代に中学校の体育の教員になる為に学んだ(教育実習も含み)
運動生理学や解剖学、スポーツマッサージの他、教育心理学・・・
また、習い続けて来たジャズダンスをミックスさせて、特に産後の崩れた体型を、形よく戻す為のメニューを自分の体を実験台にして構築しました。
自分を、指導者の位置に立たせる事で、気持ちが引き締まりましたし
生活に張り合いが出て来ました。
生徒さんといっても、同じ幼稚園のお母さん達ですから
体操だけでなく、子育てにまつわる様々な問題の解決策を語り合う場でもありましたし、
お母さん達が好むスマップとか、ディズニーの中でリズムカルな耳慣れた曲をBGMとして使い、気持ちが盛り上がる様に工夫しました。
ストレッチをメインにしながらも、ストレスを発散できるように
ダンスの時間を持ち、上手下手関係なく、楽しく踊れるように簡単な振り付けをして、発表させたりしました。
私も含め、下のお子さんを連れて参加する方々が半分くらいいましたので
自分の子も、他人の子も、お互い様の精神で、全体で子守りしながら、レッスンを続けて来れました。
私自身、子育てで家の中に埋もれてしまいそうになる中、
指導者として、必要とされる場があったので救われた実感があります。
今日のお母さん達を見ていて、10年前の自分を思い出しました。
きっと、子育てからくるストレスもあると思います。
イライラして子供に当たってしまう事もあるでしょう・・・
でもそんな時は、ワンクッション置いて、
天井を見上げて、手を後ろに組んで、両肩を引いて、ゆっくり深呼吸。
今なら冷静に言えます。
“子育てを楽しんで!”と。
子供はあっという間に成長していきます。
母子ともに、「気持ちいい」瞬間を積み上げて行ってほしいと思います。
今日はメニューの中にダンスも取り入れました。
皆さん活き活きと踊って下さいました。
最後のマッサージタイムでは、リラックスして頂けたようで、
休憩なし、あっという間の2時間でした。
今日やったトレーニングの内容を、自宅でも継続していって下さるといいのですが・・・
日々の小さな達成感が大事なんです。
気が付いた時にちょっとやってみるだけでもいいんです。
続ける事。
無理は禁物。
出来る範囲でいいんです。
何もしないよりはよほど良い。
体は正直ですから、必ず応えてくれます。
焦らないこと。
背筋を伸ばして歩く事から始めましょう!!