2012年7月7日土曜日

No7・新曲

ーーーーーー悲しみの丘を越えて行けーーーーーーーー

1 この胸の中に寄せては返す、思い出の人達が彼方から

  声なき声で語りかけてくる、その声が聴きたくて浜辺に立つ

  もういいかい? まぁだだよ。

  月日が過ぎてもあの日を忘れない。

  悲しみの丘を越えて行け!
 
  波間に聞こえてくる愛しき人の声に

  涙をふき、見上げればそこには

  澄みきった青空がどこまでも続く

2 冷たい雨に体を震わせ、“全て流してくれ”と叫んだけど

  雨が降るから 虹も出るんだと

  少しずつ踏み出してここまで来た

  もういいかい? もういいよ。

  明日は来るから、どんな人にだって

  悲しみの丘を越えて行け!

  雨の中に聞こえてくる 愛しき人の歌に

  目を閉じて私は誓おう。

  生き抜いて見せるから 見守っていてね 一人じゃないから。

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昨年の東日本大震災で家族を失ったご遺族の方々のみならず

私自身を含み、大切な人を失った方への

メッセージソングになりました。

悲しみの丘を登っている時は、

その坂道が一体どこまで続いているのか計り知れませんが、

下り道は、その一歩一歩を踏みしめながら、味わいながら

未来への期待と希望も、携えながら降りてくる事が出来るような

そんな気がします。

悲しみを乗り越えようと、丘を登っていく自分も強いけれど

丘を下る自分は、更に強い!

登り切った経験を活かし、次への新たな自分を目指す為に

一度降りて来て、フラットな状態に返る。

人生山あり谷あり、

経験だけが真実。

その経験も、おそらく自分で選択しているのでしょう。

或いは、自分だからこそ託された経験なのかもしれません。