2011年11月12日土曜日

No10・給食に高麗鍋

11月10日

日高市の小中学校の給食に、「高麗鍋」が登場しました。


以前、私のブログでも紹介させて頂いた、日高市内のキムチ屋さん

「サンドラ・キムチ」【7月号No13、9月号No5、6】をご覧ください

高麗鍋には、欠かせないのがキムチ。

今回はサンドラ・キムチが100㎏以上使われました。

市内の小学校に取材に行きました。



子供達の間ですっかり定着した、高麗鍋。

キムチの辛さが気にならないようで、人気メニューの一つです。


食前の、ご挨拶。頂戴いたします!



メニューによっては、残飯が出てしまう事もあるようですが

ご覧の通り、

“本日の高麗鍋は完売しましたぁ~”と、担任の先生が言いました。


4年生のふたクラスで、高麗鍋の由来について説明させて頂きました。”

“高麗鍋が好きな人?”と

私が子供達に質問すると、勢いよく手が上がりました。

しかも全員です。

“辛いと思う人?” と尋ねると二人ほど。

更に“高麗鍋とキムチ鍋の違いが分かる人?”と尋ねると

ぱっと手を上げた児童がいたので、指すと

“高麗鍋は日高でとれた野菜を使っている”と、堂々と答えました。

“もう一つ大事なものが入っているんだけど、何だと思う?”と聞くと

“高麗人参”と答えてくれました。

私は、黒板に高麗人参の絵を書いて、高麗人参の説明をしました。

高麗人参は朝鮮半島でよく採取できる事、

キムチはお隣、韓国で一年中食べられている事、

日高市は朝鮮半島からの渡来人によって開拓されたので、縁が深い事。

5年後には建郡から1300年を迎える事

そして最後に、私の主人が高麗鍋の発案者の一人である事も

一言だけ加えさせて頂きました。

子供達は給食を食べながらも私の説明を良く聞いてくれました。


初めて学校給食に「高麗鍋」が登場したのは、2年前の12月初旬。

忘れもしません。

入院中の主人に伝えました。

“日高市中の子供達が高麗鍋を食べたんだよ”と。

すると、主人は言いました。

“それは良かった、そこまで認知されるようになったんだなぁ”と

しみじみ言いました。

その10日後、主人は亡くなりました。

間に合って良かったと思います。

高麗鍋に未来を託していた主人は、学校給食のメニューに

高麗鍋が登場したのを確認してから旅立ちましたので、

見届ける事が出来て良かったです。

私は主人の志しを受け継いで、高麗鍋普及の為に、今

こうやって学校で説明したり、地元の子供会の行事で高麗鍋を作ったり、

高麗鍋の由来を人に知らせたり、B級グルメの会場でPR活動をしたり

出来る精一杯の事をしています。

主人が蒔いた種を、大きく大きく成長させて行きたいと思います。

発酵食品を代表するキムチと、漢方の王様と言われる高麗人参が入った

「高麗鍋」は、体にとても良いのです。

“日高に来て、美味しい空気と、美味しい高麗鍋を味わいながら

健康になろう!”それが主人が考案したキャッチコピーでした。

2016年、高麗郡建郡1300年の年に、全国から観光客が日高市に集まった時

高麗鍋でおもてなしが出来る様に、まずは日高市民に認知して頂かないと・・・

と焦るような思いです。

各家庭で、高麗鍋を食卓に上げる機会を増やしていって頂けたら嬉しいです。

キムチのサンドラでは、高麗鍋用のたれも販売していますので、

キムチと合わせてお求めくださいませ。

高麗人参は、私が窓口になって提供出来ますので、ご連絡下さい。

070-6510-0521(長谷川)


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