池袋のスタジオでレコーディング終了後、池袋駅近くにある
スタッフお勧めの蕎麦屋さんで昼食をとりました。
そば処『中村』
地下にあって、店内はとても落ち着いた空間でした。
蕎麦稲荷、初めて食べました。ちょっと驚き。
シャキシャキのレンコン入り、さっぱりしていて、美味しかったです。
甘味は別腹。
私はここでお腹だけでなく、心も満たされてしまいました。
こちらの店長さんと女将さんに勧められたのは
お店のメニューだけでなく、書籍です。
執行草舟(しぎょうそうしゅう)の 『生くる』 と 『友よ』 (講談社)
この書籍に関する資料をたくさん手渡して下さいました。、
早速、帰りの電車の中で目を通しました。
資料を読むだけで、ドキドキしてしまいました。
響いた言葉を抜粋してご紹介いたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
生きるとは大きな視点で眺めれば、何かを他の誰かから受け取り
それを他の誰かに受け渡す事
言葉、習慣、価値観、仕事の技術、教養、芸事・・・
私たちの人生を形造るものは全て
自分より先んじて生きてきた他の誰かから受け取ったものだ
それをまた他の誰かに受け渡す
この連鎖を『恩』と呼ぶ
恩を感じ、その恩に報いる。恩を貫く。
人間の命の在り方がそこにある。
生きるとは燃焼する事
運命とは 「運ばれる命」 または「命が運ぶ」 と書く。
「動くもの」 と 「動かざるもの」 の組み合わせとなっている。
動くものの基本は、生命と時間だと言えるのではないか
動かざる者は何か?
それは誕生前から現在までの自分の過去の全てとなる。
運命の「命」は生きる命ではなく、宿命の「命」。
宇宙現象を見ても分かる通り、動かざるものの周辺を動くものが回るのだから
動かざるものの方が中心になる。
個人に還元して言えばこの動かざるものを宿命と呼ぶ。
動かざるものを深く心の底に意識し、そして肯定する事だけが大切なのだ。
そしてその事によって初めて動くものを論ずる事が出来る。
「古人の跡を求めず、古人の求めたる所を求めよ」 (空海)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これらの言葉は
今の私だからこそ、響いたに違いありません。
本との出会いも、人との出会いも、出来事との出会いも、別れも
絶好のタイミングでやってくると、よく分かります。
たまたま、連れて行って頂いた、初めてのお店で、初めての方から
手渡された、宝。
私の肥やしになる事は間違いない、その言葉の数々。
有難い事です。
初対面の私に、よくぞ手渡して下さったと心から感謝してます。
そば屋のご夫妻も嬉しそうにしていらっしゃいました。
また、池袋に行く機会があったら、訪ねてみたいと思います。
引き合わせて下さった神様に感謝。