11月3日(木)
コミュニティシネマはんのう主催の上映会が
東飯能駅まるひろ7階の市民活動センターにて開催され
そこにトークゲストとして、須永昌博氏をお招きし講演して頂きました。
東京大学を卒業された後、スウェーデン大使館科学技術部で
科学技術アタッシェとしてスウェーデン政府、大学、企業へのコンサルタントとして30年間勤務され、
スウェーデン製大規模無農薬野菜工場・スウェーデンポニックアジア(株)社長
(株)ノルディック商会代表取締役
(社)スウェーデン社会研究所所長
(社)日本スウェーデン基金理事
ダスタフ・スウェーデン国王より北極星勲章を叙勲
須永先生は、今回上映した「100000年後の安全」というフィンランドの映画の
字幕監修をされていらっしゃる事もあり、快く今回の公演依頼を引き受けて下さいました。
こちらで用意した謝礼も受け取らず・・・、
東京都内からご夫婦でいらして下さいましたので、せめて交通費だけでもーと、
頼んで受け取って頂きました。
奥様は文学界でご活躍されていらっしゃった方ですが、
今はご夫婦でスェーデンから学ぶべき内容、福祉や教育、原発について等々を
スウェーデンと日本の違いをふんだんに交えながら語り歩いていらっしゃいます。
毎月1回、スウェーデン大使館で、講演会(勉強会)を行っておられるとの事で
お誘いを受けました。
とても気さくで親しみやすいご夫婦でした。
What ではなく Why を追及すべきと
日本人とスウェーデン人の違い等、分かりやすく語って下さいました。
http://www.sweden-jiss.com/
日本の様に温暖な気候で育つと、性格も温暖になって、
危機感を持たなくなってしまうと話されていました。
“何とかなるんじゃないのぉ~?”と、物事をとらえてしまう
スウェーデンでは“最悪の事態を避ける為に何とかしないと!”と、
真剣に考えているから、しかも国民全体の「予防意識」」が高いので
それが投票率に如実に現われる。
70%以上と聞きました
日本では多くてもせいぜい半分・・・
国に対して無責任だと不満をぶつけてしまいがちですが
政治家を、何となく選んだり、あるいは、
選ぶ事もせず、傍観していた人達は本当は文句は言えないはずです。
また、スウェーデンでは言論の自由が尊重されており、
身分に関係なく、自分の考えを主張し合えるんだそうです。
相手の身分に左右されずに、きちんと自分の意見を伝えるには
それなりに自分の中に芯が通っていなければならないという事でもあります。
いい加減に生きられない。
よく観察し、よく考え、よく吟味し、まとめ、表現するのは
逆に大変な事でもあると思います。
でもそんな環境の中で鍛えられ、自我を形成していけるのでしょう
スウェーデンという国から、色々とヒントを頂けそうです。
また是非お会いしたいと思いました。
飯能が気に入ったので、また来ます!と話して下さいました。
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