2012年3月21日水曜日

No19・食べ方と生き方

皆さん、豆苗って食べたことがありますか?

我が家では、豆苗を買ってくると、豆の部分ぎりぎりに切って

くきや葉っぱの部分を食べ、


根っこが水に浸る様な状態にして、日当たりの良い場所に置いておきます。

すると、たちまち成長して

あっという間に

第2弾が口に入るという仕組み。

更にもう一度、同じことを繰り返します。

胡麻油でさぁっと炒めて、醤油で味付けして食べます。

成長過程を見ていた子供達は、もったいなさそうに、しかしながら有難く食べます。

「命を頂く」

お肉も、お魚も、野菜も、同じ地球の生き物なんだよ。と言い聞かせています。

極端な言い方をすれば、人間は殺しながら生きている。

肉や魚は、動く生き物=動く物 → 動・物

動き回っていた物を、動かない状態にして、自分の体に取り入れる

動物に比べ、植物は、大地に根を張って、栄養と水分を吸い上げながら

太陽に向かって、その場所でまっすぐに成長をしていく。

そして食べごろになると、そろそろ収穫して下さいと合図を送る

果物は色付いたり、勝手に木から落ちたり

根菜類も土の中の状態を、土の表面から出る葉の色や大きさで知らせてくれる。

そういう事を考えても、動物より植物の生命力を頂く方が自然だと思います。

我が家では、肉はほとんど食べません。

野菜も、なるべく生で食べるようにしています。

牛乳も飲みません。豆乳です。

卵もあまり食べません。

我が家のキッチンには砂糖はありません。

白砂糖は買ったことがありません。

料理に砂糖を使った事がありません。

たまに蜂蜜や、沖縄の黒砂糖、オリゴ糖を使います。

米は玄米と白米の割合 8:2くらいです。

味噌は手作り味噌です。

そして大事な事は、「何を」食べるか ではなく、「どう」食べるか

「美味しい」物を食べるのではなく、「美味しく」頂く

食べる場所、食べる相手、食べる時の気持ち

大好きな人と楽しい話をしながら食べたら、どんなものでも美味しく食べられますよね

どんな高級料理でも、暗い話題や、食べる相手と良い関係でなければ

決して美味しくないでしょう。

昨日、用事があり長女と川越に出かけ

飲食店街の、食欲をそそる美味しそうな匂いについつい暖簾を潜りたくなりましたが

結局、家に帰り、二人でキッチンに立ち一緒に調理しました。

家族で食卓を囲みながら、“我が家が一番!”と長女が言いました。

我が家族は皆、小食です。

腹8分は多いです。

そんなに食べる必要はありません。

高校2年生の長女は、朝食は取りません。

食べない方が、頭が冴えて授業に集中出来るんだそうです。

4人の子供達はみんな痩せていますが、とても健康です。

インフルエンザの時期も、花粉の時期も、いたって元気です。

予防接種は、あえてしません。

薬も飲みません。

ジャーナリスの船瀬俊介先生も「食べない工夫をしなさい」と言います。

私も付き合いで、懇親会とか打ち上げで食べ過ぎてしまう事がありますが

その後は、プチ断食をして胃腸を休めます。

体のエネルギーを、消化・吸収に使わなくて済むと、その分他に回せるという事です。

細胞の再生とか、修復とか・・・

他の生き物の命を頂かない、という状況が、運を呼ぶ。ツキを呼ぶとき聞いた事があります。

何となくわかる気がします。

収支のバランスも大事。

インプットしたら、その分、必ずアウトプットする。

食べたら、燃やす。使う。排泄する。

食べてそのままにしない。脂肪としてたまってしまう前に出す。

食べっぱなしはよくありません。

今後、地球の食糧問題は深刻になってくると言いますが、

今の時代、先進国は食べ過ぎかと思います。

たとえ質素なものでも、

大切な人と、たくさん会話しながら、じっくりゆっくり、よく噛んで、味わいながら

感謝して食べる習慣を付けたら、

食糧不足の時代も乗り越えられるかもしれませんね。